「うちの会社、他の会社と比べてどうなんだろう?」
そう思ったことはありませんか?
毎日の業務に追われていると、ついつい自分の会社のことだけを見てしまいがちです。
しかし、本当の意味で会社を成長させるためには、客観的な視点を持つことが重要です。
そこでおすすめしたいのが、「ローカルベンチマーク」という考え方です。
これは、地域内の同業他社や類似企業と比較することで、自社の強みや弱みを明確にする手法です。
今回は、ローカルベンチマークの概要から活用方法、そして成功事例まで、わかりやすく解説います。
この機会にローカルベンチマークの理解を深め、会社の経営改善に役立ててください。
1. ローカルベンチマークとは?
1-1. ベンチマークとは?
1-2. なぜローカル?地域にこだわる理由
1-3. ローカルベンチマークでわかること
2. どんな時に活用する?
2-1. 経営改善のヒントが欲しい時
2-2. 新規事業を検討している時
2-3. 金融機関からの融資を受けたい時
3. ローカルベンチマークの実施方法
3-1. 比較対象企業の選定
3-2. データ収集の方法
3-3. 分析のポイント
4. まとめ:地域一番を目指して!
1-1. ベンチマークとは?
ローカルベンチマークとは、企業の経営状況を評価するための基準や指標のことです。
一般的なベンチマークツールと異なり、特に地域に根ざした中小企業を対象にしています。
地方の経済状況や産業構造は、都市部とは異なる特性があります。
そのため、地域の特性を考慮した評価指標が必要です。
ベンチマークとは、「良い」とされているモノやサービスを指標とし、自社の製品・サービス、業務プロセスなどを比較・分析することを指します。
1-2. なぜローカル?地域にこだわる理由
ベンチマークには、様々な規模や対象範囲がありますが、中小企業にとって特に有効なのが、「ローカルベンチマーク」です。
ローカルベンチマークは、地域内の同業他社や類似企業をベンチマーク対象としています。
なぜ、地域にこだわるのでしょうか?
それは、中小企業にとって、地域のお客様を相手にビジネスをしているという点が非常に重要だからです。
地域のお客様のニーズや競合の状況は、地域によって大きく異なります。
例えば、都会の洗練されたカフェと、地方の落ち着いた雰囲気のカフェでは、求められるサービスが全く違うはずです。
大企業をベンチマーク対象としても、地域の実情に合わず、有効な改善策を見出すことが難しいです。
その点、ローカルベンチマークであれば、より現実的で、すぐに実践できるような改善策を見出すことができます。
1-3. ローカルベンチマークでわかること
ローカルベンチマークを行うことで、次のようなことが明らかになります。
〇自社の強み・弱み
・地域のお客様に評価されている点は何か?
・競合と比べて劣っている点は何か?
〇地域のお客様のニーズ
・地域のお客様は、どんな商品・サービスを求めているのか?
・価格に対する意識は?
〇競合の動向
・競合は、どのような戦略で事業を行っているのか?
・どのような顧客を獲得しているのか?
これらの情報を分析することで、自社の課題を明確化し、地域のお客様に支持されるための具体的な戦略を立てることができます。
ローカルベンチマークは、様々な場面で活用することができます。
ここでは、具体的な活用シーンを3つご紹介します。
2-1. 経営改善のヒントが欲しい時
「売上が伸び悩んでいる…」
「顧客満足度が低い…」
このような悩みを抱えている経営者の方も多いのではないでしょうか?
ローカルベンチマークは、自社の課題を明確化し、具体的な改善策を見出すためのヒントを与えてくれます。
例えば、地域で高い売上を誇る競合企業を分析することで、品揃え、価格、顧客対応など、改善すべき点が明らかになるでしょう。
2-2. 新規事業を検討している時
新規事業を成功させるためには、綿密な市場調査が欠かせません。
ローカルベンチマークを活用することで、地域のお客様のニーズや競合の状況を把握し、成功の可能性を高めることができます。
例えば、地域で不足しているサービスや、競合が参入していないニッチな市場を見つけることができるかもしれません。
2-3. 金融機関からの融資を受けたい時
金融機関は、融資をする際に、事業計画の妥当性や将来性を厳しく審査します。
ローカルベンチマークのデータは、事業計画の根拠となり、金融機関からの信頼に繋がります。
例えば、競合との比較分析データなどを提示することで、自社の将来性をアピールすることができます。
ローカルベンチマークを実施するにあたっては、以下の3つのステップを踏むことが重要です。
3-1. 比較対象企業の選定
まずは、自社と比較する対象となる企業を選定します。
この際、単に規模や業種が近いというだけでなく、「地域のお客様から支持されている企業」「独自の強みを持っている企業」など、自社にとって参考になる企業を選ぶと良いでしょう。
3-2. データ収集
比較対象企業のデータは、公的機関、インターネット、業界紙、企業ホームページ、決算公告など、様々な方法で収集することができます。
また、実際に店舗に足を運んでみたりすることも重要です。
3-3. 分析のポイント
収集したデータを分析し、自社の強み・弱みを明確化、具体的な改善策に落とし込みます。
<分析の簡単な流れ>
・データの比較分析: 競合との比較軸を設定し、数値化して分析。
・定性データの解釈: 店舗の雰囲気や顧客の声を分析。
・フレームワーク分析: SWOT分析などを行い 自社の強み・弱み・機会・脅威を分析する。
・戦略の立案: フレームワーク分析から自社の取るべき戦略を決める。
・計画立案と実行:PDCAサイクルを使いながら、計画、実行、評価、改善を繰り返す。
今回は、ローカルベンチマークについて解説しました。
ローカルベンチマークは、自社の強みや弱みを客観的に把握し、地域に支持されるための戦略を立てる上で、非常に有効な手法です。
ぜひ今回の内容を参考に、ローカルベンチマークを活用をご検討下さい。
もし、経営改善にお悩みでしたら、ぜひ一度ご相談ください。
貴社の状況に合わせて、最適な経営戦略策定をご支援させていただきます。
このコラムが、経営改善のヒントとなれば幸いです。
お困りの際は、お気軽に当事務所までご相談ください。
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