空港周辺でドローンを飛ばす際の注意点
空港周辺でドローンを飛ばす際の注意点について記載。重大事故にならないように注意してください。リード行政書士事務所では、ドローンの飛行申請、機体登録、受託飛行を行っています。是非お気軽にお問合せ下さい。

空港周辺でドローンを飛ばす際の注意点

ドローンは、手軽に空撮や点検ができる便利なツールとして、様々な分野で活用されています。
しかし、空港周辺でのドローン飛行は、航空機の安全な運航を妨げる可能性があり、非常に厳格なルールが定められています。

 

このコラムでは、空港周辺でドローンを安全に飛ばすために知っておくべき専門的な知識や注意点を、分かりやすく解説します。
ドローンを飛ばす前に、必ず内容をご確認ください。

 

目次

1. 空港周辺の飛行制限:ドローンが飛べない場所
 1.1 空港等の周辺空域とは?
 1.2 飛行禁止空域となる距離と範囲
 1.3 飛行禁止空域を構成する表面
  1.3.1 進入表面
  1.3.2 水平表面
  1.3.3 転移表面
  1.3.4 延長進入表面
  1.3.5 円錐表面
  1.3.6 外側水平表面
 1.4 例外的に飛行可能な場合

 

2. 飛行時の注意:安全に飛行するために
 2.1 飛行計画の遵守
 2.2 周囲の安全確認
 2.3 連絡体制の確保
 2.4 緊急時の対応

 

3. 罰則:ルールを破った場合
 3.1 違反した場合の罰則
 3.2 法令遵守の徹底

 

4. まとめ:安全なドローン飛行のために
免責事項

 

 

1. 空港周辺の飛行制限:ドローンが飛べない場所

1.1 空港等の周辺空域とは?
空港の周辺空域は、航空機が安全に離着陸するために重要な場所です。
ドローンがこの空域に侵入すると、航空機との衝突や、航空機の運航を妨げる危険性があります。

 

空港だけでなく、ヘリポートや自衛隊の基地なども含まれます。
これらの施設周辺でも、ドローン飛行に関する規制があるため、注意が必要です。

 

1.2 飛行禁止空域となる距離と範囲
空港等の周囲の一定範囲内は、ドローンの飛行が原則禁止されています。
この範囲は、空港の種類や規模によって異なります。

 

空港等の周辺に設定された進入表面、転移表面、水平表面、円錐表面、外側水平表面の下の空域
これらの表面は、航空機が安全に離着陸するための仮想的な範囲を示します。

 

国土交通省のウェブサイトや地図アプリで確認できますが、複雑なため、正確に把握するには専門知識が必要です。
航空機の離着陸が頻繁な空港では、特に厳格に制限されます。

 

飛行禁止空域は、地表から一定の高さまで適用されます。
高さは、各空港によって異なるため事前に空港等設置管理者と調整が必要です。

 

1.3 飛行禁止空域を構成する表面
空港周辺の飛行禁止空域を理解するためには、以下の各表面を理解する必要があります。
これらの表面は、航空機が安全に離着陸するために必要な空間を規定しています。

 

1.3.1 進入表面
滑走路に接続し、離着陸する航空機が通る斜面のことです。
滑走路の両端から上空に向かって斜めに広がる仮想的な面です。

 

航空機が着陸する際に、安全に滑走路に進入できるための空間を確保します。
ドローンがこの進入表面より高い場所で飛行すると、航空機との衝突の危険性が高まります。

 

ドローンはこの進入表面の下の空域での飛行が原則禁止されています。

 

1.3.2 水平表面
空港の中心から半径4,000mの範囲に広がる水平な仮想的な面です。
空港周辺の一定範囲内の空域を、水平方向に区切るための基準となります。

 

空港によっては、水平表面の範囲が異なる場合があります。
ドローンはこの水平表面の下の空域での飛行が原則禁止されています。

 

1.3.3 転移表面
進入表面と水平表面を繋ぐ斜面のことです。
滑走路に沿って、進入表面の両側から水平表面に向かって広がる斜面です。

 

航空機が離着陸時に、水平表面から進入表面へとスムーズに移動するための空間を確保します。
ドローンがこの転移表面より高い場所で飛行すると、航空機との衝突の危険性が高まります。

 

ドローンはこの転移表面の下の空域での飛行が原則禁止されています。

 

1.3.4 延長進入表面
進入表面の延長部分のことです。
進入表面が十分に確保できない場合に、さらに広い範囲で設定される斜面です。

 

特に航空機の離着陸が多い空港では、この延長進入表面も設定されることが多いです。
ドローンはこの延長進入表面の下の空域での飛行が原則禁止されています。

 

1.3.5 円錐表面
空港の中心から外側に広がる円錐形の斜面です。
水平表面の外側に広がり、上空に向かって広がります。

 

航空機の離着陸時に、安全な空間を確保するためのものです。
ドローンはこの円錐表面空域での飛行が原則禁止されています。

 

1.3.6 外側水平表面
円錐表面の上端からさらに外側に広がる水平な面です。
空港周辺のさらに広範囲な空域を、水平方向に区切るための基準となります。
ドローンはこの外側水平表面の空域での飛行が原則禁止されています。

 

1.4 例外的に飛行可能な場合
上記のような飛行禁止空域や制限がある場合でも、以下の場合は例外的に飛行が許可される場合があります。

 

・国土交通大臣の許可を得た場合
 空港周辺の飛行禁止空域でも、許可を得れば飛行できる場合があります。
 許可を得るには、事前の申請が必要です。
 ただし、許可されるには、十分な安全対策や合理的な理由が必要となります。

 

・国や地方公共団体が行う業務の場合
 災害調査や公共工事など、国や地方公共団体が行う業務の場合は、特例的に許可が下りる場合があります。

 

・航空機の航行に影響を与えない高度・場所での飛行の場合
 空港周辺でも、航空機の航行に影響を与えない低い高度や、空港から十分離れた場所であれば、許可される場合があります。
 この場合でも、飛行許可申請が必要になる場合があります。

 

2. 飛行時の注意:安全に飛行するために

2.1 飛行計画の遵守
・許可された飛行計画を厳守しましょう。
 飛行経路や飛行高度、飛行時間を変更する場合は、再度許可申請が必要になります。

 

・飛行計画書を必ず携行しましょう。
 飛行中に、警察官や空港職員から提示を求められる場合があります。

 

2.2 周囲の安全確認
・飛行前に、周囲の安全を十分に確認しましょう。
・風速や天候にも注意しましょう。
・強風時や悪天候時は、飛行を中止しましょう。
・ドローンを目視できる範囲内で飛行させましょう。

 

2.3 連絡体制の確保
・緊急時に連絡が取れる体制を確保しましょう。
 スマートフォンや無線機など、連絡手段を確保しておきましょう。
 万が一の事故に備え、飛行場関係者と連絡を取れる体制を整えておきましょう。

 

2.4 緊急時の対応
・万が一、事故が発生した場合は、速やかに国土交通省や警察、消防署へ連絡しましょう。
・我人が出た場合は、救急措置を行いましょう。
・ドローンが墜落した場合、周辺の安全を確保し、二次災害を防ぐようにしましょう。

 

3. 罰則:ルールを破った場合

3.1 違反した場合の罰則
空港周辺の飛行禁止空域で、許可を得ずにドローンを飛行させた場合、法律違反となり、以下の罰則が科せられる場合があります。
・1年以下の懲役または50万円以下の罰金
・ドローンの没収
・業務停止命令
・その他、飛行許可申請で虚偽の申請を行った場合や、飛行ルールを無視した飛行を行った場合も、罰則が科せられる場合があります。

 

3.2 法令遵守の徹底
ドローンを飛行させる際は、必ず関連法令を遵守しましょう。
 ・航空法、電波法、小型無人機等飛行禁止法などを遵守する必要があります。
 ・法令は改正される場合があります。常に最新の情報を確認するようにしましょう。

 

4. まとめ:安全なドローン飛行のために
空港周辺でのドローン飛行は、航空機の安全な運航を妨げる可能性があり、非常に厳格なルールが定められています。
このコラムを参考に、ドローンを安全に飛行させ、関係法令を遵守して、楽しいドローンライフを送りましょう。

 

免責事項:
本コラムは一般的な情報提供を目的としたものであり、法的助言や個別のケースへの対応を保証するものではありません。
実際のドローン飛行にあたっては、最新の法令や各空港のルールを必ず確認し、ご自身の責任において判断・行動してください。

 

 

<詳しくはこちらをご覧ください>
空港等設置管理者・空域を管轄する機関の連絡先について
地理院地図
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